会場で直接プロレスを観たことないヤツの新日本プロレス観戦記

NJPWで新日本プロレスを観戦した感想を中心に綴っています。

2020/10/11 G1 CLIMAX30 内藤哲也vsEVIL

 

 内藤好きって言ってるくせに、初の内藤戦のレポートです。
 このG1、内藤は連敗スタートの去年とは正反対に絶好調でSANADA戦を除いて連勝してきました。そしてこの日は8月の明治神宮の2冠戦以来のEVILとの対決でした。

 試合序盤は内藤ペースで進み、EVILを場外に逃げさせると、お決まりの寝ころびポーズも飛び出し、余裕を見せつけます。しかし、それは想定内とEVILも不敵に笑い、そのとおりリングに上がった後は内藤がロープに走ると、ディック東郷が内藤の足を掴みリング外に引きずり降ろしてからはEVILタイムです。

 リング下から出した椅子に内藤をカニばさみで叩きつけ、お得意のEVILホームラン!ロスインゴにEVILがいるころは好きだったこのEVILホームランも今は小憎たらしいだけになってしまいました。内藤がリングにあがっても内藤は金具がむき出しになったコーナーに投げられてしまいます。
 
 内藤がEVILのセントーンをかわしたあたりから内藤のターンに戻りますが、徐々にターンの入れ替わりが激しくなってきます。
 ここまでは、ここ最近の内藤戦でなくてもEVILの典型パターンのような感じです。

 内藤がEVILにプルマ・ブランカを掛けている最中にディック東郷がエプロンに上がり内藤が思わずプルマ・ブランカを解いてしまいます。ここで、ディック東郷に気を取られている内藤に後ろからEVILが襲い掛かりますが、ここは内藤の想定内で上手くかわして誤爆を誘います!!そして、EVILにはスパインバスターから再びプルマ・ブランカで苦しめます。

 しかし、ロープブレイクの後はEVILのフィッシャーマンバスターが炸裂し、トップロープからの雪崩式ブレーンバスターまでもが炸裂してしまいます!!普通、このトップロープからの雪崩式ブレーンバスターだけでノックアウトしてしまいそうです…。

 内藤の方がダメージは大きそうですが、EVILもそれなりに消耗しており勝負の行方は混とんとしてきます。その証拠に、EVILが腕を上げてポーズを決めてラリアットに行った後も内藤はエルボー、浴びせ蹴り、グロリアと一気に逆転します!!

 内藤がデスティーノに行こうとしたところでEVILは後ろ蹴りで金的を狙いますが、内藤は上手くこれをかわします。ディック東郷もこの金的もそうですが、慣れてくると上手く対処出来るようになるもんなんですね。

 ここから内藤ペース再びと思いきや、EVILのセントーンラリアット、金具むき出しのコーナーへの叩きつけ、タイガーアンドドラゴン投げっぱなし、ラリアットとEVILの怒涛の連続攻撃が襲い掛かります。こう見ると、フィニッシュ技ではないけど大技を連続でくらっているのに内藤もよく耐えられるもんだと思います。体格はすごくないけど、タフだし受け身も上手いんでしょうね。

 
 でも、EVILが内藤を担ぎ上げてダークネスフォールズをしようとしたところで、内藤がデスティーノで切り返しました!!!それでも、EVILももう一度ダークネスフォールズにトライし内藤に炸裂させます。

 しかし、EVILに起こされた内藤が最近多用している側頭部へのエルボーを執拗に連発します。EVILがグロッキーか⁉と思われたところに再びディック東郷が姿を現し、これは内藤が上手く撃退したのですが、EVILが隙を付き金的を決めてしまいます…。そして、椅子を持つEVILにレフリーが気を取られている隙にエプロンから再びディック東郷が内藤にスポイラーズチョーカー…、もうダメかと思ったところで内藤が水面蹴りでディック東郷を撃退します!!

 内藤が一気に締めくくるべく、コリエンド式のデスティーノを炸裂さ後にいよいよフィニィッシュとして正調のデスティーノを掛けようとしたところをEVILはかわしてEVILを決めてしまいました!!そのままスリーカウントです!!!

 内藤もこれまでのEVILの流れを研究して、金的はくらってしまったもののフィニッシュ直前まではいったのですが、EVILに上手くかわされて逆にフィニッシュされてしまいました。EVILも内藤のデスティーノを十分に研究していたということなんでしょうね。

  ただ、これがEVILの「正義」らしいですが、ここのところは未だに意味不明です。勝つことが全て、勝った者が正義ということが言いたいのだとは思いますが…。

  


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