会場で直接プロレスを観たことないヤツの新日本プロレス観戦記

NJPWで新日本プロレスを観戦した感想を中心に綴っています。

2020/10/17 G1 CLIMAX30 内藤哲也vsKENTA

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(出典:新日本プロレス公式twitter

 いよいよ、Bブロックの最終戦です。

 まずは、内藤哲也vsKENTAです。内藤は2冠王で相手がKENTAにも関わらず、セミファイナルでした。ファイナルじゃないの⁉って感じでしたが。内藤は勝ち点12でEVILも12でしかもEVILには負けているので、KENTAに勝つしか1位にはなれない状況。しかも、直接対決で負けているSANADAも勝ち点10で迫っています。KENTAは序盤は良かったですが、勝ち点8で1位は既に見込めない状況でのこの試合です。

 と、書き始めましたが、いつもよりはサクッと終わります。内藤がやっちゃったからです。試合が始まるやKENTAが内藤を焦らしに掛かり、徐々に近づいた後、組み合うか、キックか、と思った矢先にいきなり内藤を丸め込みます。もちろん、すぐに内藤は返しましたがこれが偶然にも試合の結末を象徴していたようです。

 序盤はKENTAがリング外からお得意のブリーフケースでロープから顔を出した内藤を殴り、ペースを握ります。

  中盤は内藤がペースを取り返し、最近御用達のプルマ・ブランカも登場しますが、しかし、KENTAがトルネード・スタンガンをお見舞いした辺りからは再びKENTAタイム。KENTAもけっこう技が多彩ですよね。このトルネード・スタンガンも初めて見たときはうぉ‼スゲェ!!って感じでした。

  しばらく一方的にやられていた内藤ですが、リバースフランケンシュタイナーからペースをもぎ取ります。最近これも多用している相手を掴んでの側頭部へのエルボーもお見舞いし、グロリアも炸裂です。ちょっと早いけどデスティーノを掛けようとしたところをかわされてからは、またKENTAペースになりますが、KENTAがgo 2 sleepをしようとしたところをデスティーノで返します!!

 イヤー、お互い研究してますねー‼
 KENTAの裏拳を耐えた内藤がヴァレンティアを炸裂させ、さぁ今度こそ正調のデスティーノだ‼と思った矢先に、KENTAが高く上がった内藤の手をとって丸め込みスリーカウント!!!
 内藤もここまで悔しいのはそうそうないのでしょう、悔しさにジタバタとリング上で思いっきりもがいて、リングを叩いていました。解説で来ていたヒロムも「やりやがったなー、お前ー!」と叫んでいました。次に映ったKENTAの舌をペロッと出してのしてやったり顔が印象的でした。

 

 内藤もKENTAを研究していましたが、KENTAもしっかりしていたということですね。ファイナルを待たずして、内藤の1位の目が無くなってしまった試合でした。

 


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