2020/10/5 G1 CLIMAX30 飯伏幸太vsタイチ
Aブロック最終戦のセミファイナル。飯伏は勝ち点12ながらも同じ12点のジェイには既に敗れており、勝ってもファイナルのジェイが負けないとAブロックの1位にはなれないという微妙な状況。一方のタイチは序盤は順調に勝ち点を積み上げてきましたが、中盤から負けが込み勝ち点8。
そんな中で迎えたこの試合。タイチはいつものように最初は飯伏を焦らすのかと思いきや、緊張感を漂わせながら飯伏と間合いを図りあいました。そして、タイチのシッ!!という声と共に飯伏の左太ももにローキック。飯伏もそれに応えてローキック。3回、4回…と繰り返していきます。観ている私も段々あれ?何だこれ?という感じで見入ってしまいました。
ダメージが大きくなり、お互いにコーナーに離れ一度間を置いた後に近付いた後もローキックの応酬。そして、再び間を置いたかと思えば今度はフロントキックの応酬。このフロントキックも何回応酬したか分からなくなり始めた頃にお互いに初めてダウン。
【10.16両国大会・第5試合】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2020年10月16日
『G1 CLIMAX 30』Aブロック公式戦!
飯伏幸太vsタイチ!
意地の張り合い!両者一歩も引かない蹴撃戦を展開……!
★試合の詳細は新日本プロレス・スマホサイトで速報中!https://t.co/0UHQHgCRWN#njpw #G1CLIMAX30 pic.twitter.com/R05GoR16jo
一度も組み合いません。飯伏はまだ優勝の望みがあるのにです。蹴りにこだわり続けます。
タイチが上半身だけ起こし、背中を蹴ってこいと挑発し飯伏のキックが炸裂するとタイチの悲鳴。すると、次はお前の番だと言わんばかりに飯伏が座り込み、来いよコラ!!。それを見てタイチが強烈な蹴りをお見舞いします。これで終わりかと思いきやこれももう一度ずつ繰り返されます。
立ち上がり、次は腹部へのミドルキック!!胸へのハイキック!!
尋常じゃありません。もう明日のことなんか関係ねぇ!!って感じです。どっちの蹴りがすごいのか、ただそれだけって感じです。
ハイキックの応酬から両者ダウンした後もタイチが再びハイキック!!しかし、この蹴りが飯伏に効き、返すことが出来ず2発、3発とくらいうずくまってしまいます。そんな飯伏をタイチが初めて掴んで起こしそのままデンジャラスバックドロップ!!これは、効いた!と思った矢先に飯伏は着地し余裕を見せつけました。そして、来いよ、蹴ってこいよ!とタイチを挑発。まだまだ蹴りあいが足りないということなんでしょうか⁉
その言葉通り、再びローキック合戦が始まってしまいます。お互い痛みをこらえながらローキック。タイチがソバットを出せば、飯伏もソバット!!お互いがコーナーに一旦別れ、コーナーのタイチに飯伏が向かって行けばタイチがフロントキックで迎撃し、次はタイチが飯伏に向かって走りこれも迎撃され、飯伏がタイチに向かって走れば側頭部にハイキック、次はタイチが向かえばまたもや側頭部にハイキック、お互いにリング地中央で側頭部にハイキックして、両者ダウン!!!まるで写し鏡です…。
/
— njpwworld (@njpwworld) 2020年10月16日
G1 CLIMAX30両国大会初日‼️
いよいよ🅰️ブロック1️⃣位が決定🏆🔥
\
凄まじい蹴撃戦‼️
両者一歩も譲らない意地の張り合い💥
🆚 @ibushi_kota × @taichi0319
📲 #njpwworld で配信中✨#G1CLIMAX30 全戦生配信👉https://t.co/z1DNREy98D#njpw pic.twitter.com/9e8K7D1Ixw
実況がこんな試合観たことありません、と言いましたが私もありません。10分以上も蹴りあいを続けています。
立ち上がった後もお互いにローキックを続けますが、一発食らう度によろけ、悲鳴をあげます。タイチの連続ローキックで飯伏の動きが止まり、タイチが止めだとオラァー!!と気合を入れた瞬間、逆に飯伏が渾身のローキック!!タイチがたまらずダウン!!
飯伏がカミゴェポーズをしタイチの腕を掴んだ瞬間、タイチが寝たまま渾身の低空回し蹴り!!お互いにロープに捕まりながら立つのもやっとのところで蹴りあい。再びローキック合戦となりますが、一発食らう度に痛みをこらえ、こらえてやっと蹴りを返します!自然と客席からは両者を励ます拍手が鳴り響き始めました。タイチのローキックで飯伏が崩れたところで、タイチが叫んで気合を入れ渾身の蹴りを入れますが、飯伏はこれを掴み逆にローキックでタイチがダウン!ダウンしたタイチは足の痛みで悶えています。
上半身を起こそうとするタイチに気合を入れた飯伏がバズソーキック!!そして気合を入れ続け、カミゴェが炸裂!!!そのままフォールしてスリーカウント!!!!
石井が最終公式戦でジェイを意地の撃破!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2020年10月16日
飯伏はタイチとの蹴撃戦に競り勝つ!
Aブロック代表は飯伏に決定!!
【10.16両国結果】
★試合の詳細は新日本プロレス・スマホサイトで速報中!https://t.co/0UHQHgCRWN#njpw #G1CLIMAX30 pic.twitter.com/Xgqp1GfRuM
実況の田畑アナによると160発のキックが応酬されたそうです。
負けたタイチは辻にオンブされながら、勝った飯伏も左足を引きずりながらの退場でした。
イヤー、イヤー!!すごいプロレスを観せてもらいました!