2020/10/5 G1 CLIMAX30 石井智弘vsジェイ・ホワイト
いよいよ、というか、このブログとしてはやっとこさAブロックの最終戦です。
最終戦だからかいつにも増して石井はすごい闘争オーラをまとって入場してきます。ゴングが鳴り、ジェイがリングを降りたり上がったりして焦らしてもリングの中央で微動だにしません。逆に石井に近付いてきたジェイにエルボー一閃で、ジェイはたまらずリング外に逃げます。
石井はすぐに追いかけてジェイをリングに上げようとしますが、ここは狡猾なジェイと外道。外道が石井の注意を引いた隙にジェイが攻撃し、一気にリング外で優位に展開します。石井がリングに戻ってからもジェイの優位は続きます。
石井もこれまでの試合のダメージがあるのか、そうすぐにはひっくり返すことはできません。観客から石井を鼓舞する拍手が起きますが、ジェイがそのリズムに合わせて石井の頭をペチペチと叩きます。あー、おちょくって石井のペースを乱したいんだろうけど、やめときゃいいのに、怒った石井は大変なのにー、なんて思いながら観てました。
ここからは、石井がパワースラムで返し、水平チョップを打ちまくった後は、シーソーゲームです。石井が押しても、ジェイが狡猾に石井の膝を攻め押し切らせない、そして投げる。
しかし、仰向けの石井の右足をジェイが掴んでマットに叩きつけてからは、石井の苦行の時間です。痛がり悲鳴を上げる石井の足をジェイが執拗に攻めます。膝を蹴り、踏み付け、その度に石井の悲鳴があがります。
痛む右膝を立て、何とか立ち上がろうとする石井の右膝をジェイがおちょくるように蹴ると、ついに石井が一気に立ち上がり右膝を叩きながら「来いよ、オラー!!」と叫び、ジェイは思わず少し後ずさります。ジェイは再びエルボーで迎撃しますが、エルボーを受けても受けても石井は前進します。これならどうだと、ジェイが右膝にエルボーをしてもその瞬間はこらえてエルボーを返します。
しかし、流石ジェイ。ここからは、一気に石井劇場かと思いきや、コーナーに居る石井が走ってきたジェイに対して迎撃のために足を出したところをその足を掴み、そのまましゃがみ込み膝に痛打を与えます。痛みに叫びをあげた石井ですがそれも何とかこらえて反撃しようとするも、ジェイがコンプリートショット、投げっぱなしジャーマンを的確にお見舞いします。
倒れた石井を再びおちょくると、キレた石井のエルボー一発でジェイはダウン。ロープに走りラリアットを決めようとする石井にジェイが今度は裏投げ!イヤー、中々、石井のペースにさせてもらえません。ジェイが石井をコーナーに投げっぱなしスープレックスを決めると、石井もコーナーにジェイを投げっぱなしジャーマン!
それでも、ジェイが石井の足をロープ越しにドラゴンスクリューを決め、あーもうダメだーと思ったところで、エプロンに居るジェイにヘッドバットを食らわせたところから、石井劇場の開幕です。まだダメージのあるジェイをコーナーに座らせ、自分の膝に気合を入れた後、雪崩式のブレーンバスター!!!
しかししかし、ジェイも石井の延髄切りの右足を捕まえ、外側、内側へのドラゴンスクリュー!!!さらには、裏足四の字で石井の右膝を完全に破壊しに来ます。こういう時って、やられてる側を応援しているときって、ホント辛いし、一緒に食いしばってしまいます。ここからは、単純な私は正直今日はジェイの勝ちだと思っていました。石井が必死に返しても、SSS、キウィクラッシャーで石井のスタミナをどんどん削ってきます。
しかししかししかし、石井劇場の本当の開幕はここからでした。ジェイがブレードランナーを決めようとしたところから、石井がジェイに外回転のドラゴンスクリュー!次にはジェイにニークラッシャーを炸裂、しかも自分の右膝に!!石井の右膝へのキックで再び優位に立とうとするジェイにその足を捕まえて膝折!そして、膝へのラリアット!!そして、膝十字!!!外道が介入してくるも、軽く返り討ちです。そしてスライディングラリアット!!
石井が最終公式戦でジェイを意地の撃破!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2020年10月16日
飯伏はタイチとの蹴撃戦に競り勝つ!
Aブロック代表は飯伏に決定!!
【10.16両国結果】
★試合の詳細は新日本プロレス・スマホサイトで速報中!https://t.co/0UHQHgCRWN#njpw #G1CLIMAX30 pic.twitter.com/Xgqp1GfRuM
石井が止めと垂直落下式ブレーンバスターをしようとしたところを、何とかかわしたジェイが後ろから急所攻撃!そこから、ジェイがレッグロックスープレックスホールド!腕を取ったジェイに石井がヘッドバット!ジェイがSSS2連発!石井のブレーンバスターをジェイがかわしたところをスタナー!!再び介入しようとする外道にラリアット!ジェイにもさらにラリアット!!
最後に、垂直落下式ブレーンバスターをジェイに決めて、スリーカウント!!!
石井が膝攻めと介入に耐えに耐えて、勝ちをもぎ取ったすごい試合でした!
熱すぎる、結果と内容とインパクトを残した石井の素晴らしい試合でした。石井はファイナルにも関わらず、勝ち名乗りを振り切りさっさと帰ってしまいました。イヤー、渋い!
最終戦で屈辱の敗北!ジェイは何を語ったのか?
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2020年10月16日
「Bブロックは…まだEVILにも可能性があるのか? もしEVILが1位通過したら、がんばってくれよ?(皮肉なトーンで)俺は絶対におまえを応援する。だけどレフェリーには十分用心しろよ」
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この結果、飯伏が勝ち点14でAブロック1位で優勝決定戦進出となりました。